生体データ計測環境 その２「カメラ機材と制御技術」 Topics
株式会社オルチェ人間情報技研では、研究や検証の目的に応じて、多様なカメラ機材と制御技術を活用し、精度の高いデータ取得を実現しています。
実際のプロジェクトでは、目的に応じた機材の組み合わせで運用しております。
直近のお取引クライアント様の計測では、10台のカメラを駆使して多視点からの動画撮影を実施しました。
主なカメラ機材とその特徴は以下のとおりです。
- ■一眼レフカメラ（例：Sony α7Rv）
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•8Kの超高精細撮影が可能で、極めて詳細な画像データが取得できる。
•コンピュータ制御により、撮影の精度と再現性を大幅に向上させ、自動化されたデータ収集が可能。
- ■マシンビジョンカメラ（例：FLIR Oryx, Blackfly S）
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•Spinnaker SDKを用いた高度なカメラ制御技術により、精密な計測や検査が求められるアプリケーションに最適。
•コンピュータによる自由な制御で、連続撮影や特定条件下での撮影を自動で行うことができる。
- ■PTZカメラ（FoMaKo）
- •遠隔操作でパン（左右）、チルト（上下）、ズームが可能なため、広範囲の自動監視や追跡撮影に優れている。
- ■アクションカメラ（Go Pro）
- •動きのあるシーンや厳しい環境下での撮影に適しており、フィールドワークやアクティブな実験条件下でも高品質な映像を捉えることができる。
- ■三次元フェイススキャナー
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•人の顔の立体構造を高精度に捉えることができ、美容、医療、セキュリティ分野での応用に非常に有効。
•精密な3Dモデリングにより、顔の微細な特徴まで詳細に解析することが可能。
これらの機材は、表情や動作、肌状態などの変化を高精度に捉えるために活用されており、クライアント様のプロジェクトにおいては、計測環境の設計・構築を通じて、多視点・高精細な動画データの取得を実現しています。
取得したデータは、弊社独自の「見える化技術」により、表情や動作、肌を含む身体状態の変化を数値として客観的に評価・解析することが可能です。さらに、その解析結果をもとに、研究・開発における技術支援、数理モデルの構築、製品・サービスの有効性検証など、幅広い目的で活用されています。
「見える化技術」とは、人のこころやからだの変化を“見える形”で捉えることを目的とした、弊社の中核的な技術であります。数理解析・AI技術・高精度センシングを組み合わせて、研究開発やサービス評価における科学的な意思決定を支える強力なツールです。
