高齢者 約2,500 名を対象にした大規模コホート試験を実施 Topics
― 多面的データ × 高精度解析で「人の状態」を可視化する―
オルチェは、平均年齢76歳の約2,500名の高齢者を対象とした大規模コホート試験において、計測設計や運営支援を担当し、
属性情報・生活習慣・心理尺度・表情動画などを組み合わせた多面的なデータ取得と解析に貢献しました。
取得した主なデータ群
- カテゴリ
- 例示項目
- ■基本属性
- ・年齢・性別・既往歴・活動範囲・性格 など
- ■生活習慣
- ・運動・食事/栄養・睡眠・喫煙・電子機器利用 など
- ■自己評価
- ・記憶・健康度・生活満足度・セルフケア・痛み・疲労感 など
- ■心理尺度
- ・MMSE(認知機能)・UCLA(孤独感)ほか多数
- ■身体計測
- ・握力・歩行速度・体重などの計測データ
- ■動画タスク
- ・数十パターンの表情表出・模倣・シナリオ想起タスクによる高解像度撮影
合計取得変数:300 項目超
動画フレーム総数:数千万フレーム規模
~計測・解析のポイント~
■大規模・高密度データ収集
・2,500 名分の主観・客観指標を同一プロトコルで取得し、ばらつきを最小化。
■AI × 統計のハイブリッド解析
・データクレンジング → 変数構造化 → 交絡調整 → 機械学習モデル構築まで一貫対応。
■身体・認知・心理・社会の4つの側面から、人の状態を多角的に分析できるモデル構築
・複数の指標を統合することで、変化や傾向をより深く理解するためのアルゴリズム開発に取り組んでいます。
■実施負荷を低減する計測設計
・専門機器や医療施設に頼らず、短時間・非接触での撮影とアンケートを組み合わせて実施。
~この試験が示すオルチェの強み~
・大規模オペレーション:2,000 名超でもスムーズに運営できる試験設計力
・マルチモーダル統合:アンケート・バイタル・動画を同時に扱うデータマネジメント技術
・高精度モデリング:AI/数理統計を駆使し、目的変数に最適化した予測モデルを構築
・応用可能性:ヘルスケア・食品・金融リスク評価など多分野での展開が可能
大規模でも、高精度でも。
オルチェは「企画 → 計測 → 解析 → レポート」まで一貫してサポートし、
行動変容や製品開発につながる エビデンスの創出 を実現します。
