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感情・情緒・感性分析 Feature

オルチェ人間情報技研の感性分析では、人の微細な心理変化を最新のAI技術により定量的に評価します。顔の表情画像や音声、脳波、心拍データに加え、視線や瞳孔の変化も含めた多角的な解析を通して、被験者が感じる「今の気分」や感情状態(喜び、ストレス、集中、リラックス、驚き、眠気など)を精度高く推定します。特に、日本人特有の微妙な表情変化(微表情・微動)を静止画ベースで捉える技術や、眼鏡着用時でも正確に表情を認識する解析手法を有しています。また、心理尺度として気分プロフィール調査(POMS)も活用し、心理的な状態を客観的に数値化します。これらの包括的な解析技術は、製品開発におけるユーザー評価やマーケティング活動の効果測定をはじめとする幅広い用途で活用されています。

  • 顔の表情画像による感情推定

    基本的な7感情(喜び・悲しみ・怒り・恐れ・驚き・嫌悪・無表情)に加えて、ラッセルの円環モデルに基づく複雑な感情状態の識別を行います。また顔の”筋肉の動き”そのものを番号で表した国際標準コードとなっているアクションユニットにも対応可能です。これにより、広範な感情のニュアンスを解析します。広告、映画、心理療法、教育など、多様な業界での感情分析に活用されています。

  • 音声認識したテキストデータの特徴分析

    座談会やインタビューなどで取得した音声・動画データをテキスト化します。生成したテキストデータから、キーワードの頻度や発話者ごとの発言量、会話のテンポなどの特徴を抽出・分析し、ユーザーの感情状態や心理傾向、コミュニケーションスタイルを可視化します。

  • 音声感情の推定
    音声だけで「喜び」「落ち着き」「怒り」を測定

    声の高さ・速さ・強さなどの音響特徴を解析し、喜び・落ち着き・怒り・悲しみ などの感情を推定。ポジティブ感情の持続時間やピーク強度、感情の山谷の位置を定量化することで、体験の盛り上がりやストレスポイントを明確にします。製品開発・マーケティング評価はもちろん、親子コミュニケーション研究にも活用いただけます。

  • 日本人に強い
    表情認識

    静止画ベースの表情認識において、日本人の微妙な表情を強く捉えます。また、文脈に影響されずに、感情を高精度に推定することが可能です。

  • 微表情
    微動検出

    静止画だけでなく動画からも表情の微妙な動きを捕捉します。数万の顔の特徴点を追跡することで、動きの特徴を精確に抽出し、更なる深い感情理解を可能にします。

  • 眼鏡着用顔画像
    表情認識

    眼鏡を着用時でも、表情を高精度で認識します。眼鏡を着用する日本人が多いことを考慮に入れ、眼鏡を除去する前処理画像技術を開発しています。この技術は、他の解析に幅広く応用されています。

  • 脳波による情動推定

    14チャンネルの脳波解析を用いた情動推定により、心理状態(集中・リラックス・眠気・ストレス・覚醒度など)や認知的な処理(集中力・創造性・注意力)を客観的に評価できます。
    この特徴を活かして、マーケティングや製品評価、教育現場での集中度評価、ストレス管理、快適性の評価などの用途に利用されています。
    心拍と心理尺度を統合させることにより、より高精度な判定が可能です。

  • 心拍センサ
    ストレス推定

    心拍センサを用いてストレス状態を高精度に推定します。心拍数や心拍変動(HRV)などの生体信号から、自律神経のバランスや緊張度、リラックス度を客観的かつリアルタイムに評価します。これにより心理的ストレスや快適度を定量的に捉え、製品評価やマーケティング調査、健康管理などの幅広い用途で活用できます。

  • POMS(気分プロフィール検査)を用いた心理状態の解析

    心理尺度主観評価POMSによる”今の気分”を定量化します。心拍変動や表情指標などと組み合わせ、主観と客観の一致度を検証します。

  • 視線と瞳孔の解析

    視線の動きやまばたき、瞳孔の開大度を精密に解析することで、人の感情や興味関心を客観的に推定します。視線追跡技術により視線の動きや注視点を捉え、対象への関心や集中度を把握するとともに、まばたきや瞳孔の微細な変化を数値化して分析することで、言葉に現れない感情の変動や深層心理を的確に読み解きます。これらの技術は製品評価や広告効果測定、ユーザーの心理分析などに広く応用されています。

R&Dに必要な支援を提供 Service

  • 計測環境・
    システムの構築

    カスタマイズ制作. 照明・複数カメラ・刺激提示・各種センサを統合させたハードウェアと計測ソフトウェアの構築を行います。弊社所有のハードウェアの貸出を行なっております。ライティングやカメラ選定、センサデータ記録などお行います。

  • 画像処理
    アルゴリズムの開発

    画像フィルタリング・画像セグメンテーション・特徴抽出・画像復元・画像変換・立体視・動画分析などあらゆる画像処理アルゴリズムの開発が可能です。

  • 画像解析
    モデルの開発

    物体認識やセマンティックセグメンテーション、画像生成、行動認識、ポーズ推定、3D再構築・医療画像解析など幅広い画像解析モデルの構築支援が可能です。

  • 統計数理
    モデルの構築

    確率モデル・回帰分析・時系列解析・生存時間解析・決定理論・ベイズ統計・高次元データ解析など幅広い統計数理モデルの構築支援が可能です。

  • 統計分析
    データ可視化

    データから主要な指標を抽出し、最先端の統計モデルと機械学習アルゴリズムを利用して洞察を提供します。さらに、直感的な理解のために、わかりやすいデータを可視化手法を考案します。

  • 実験
    デザイン

    技術的な観点と心理物理・感性評価の観点から、実験デザインを提案します。これは最適な実験設計手法の選択と効果的なデータ収集戦略のディスカッションを含みます。

  • 文献
    調査

    国際的な学術ジャーナルから適切な論文を選び出し、詳細に分析するとともに、比較分析を通じて研究のアプローチや結論を明らかにします。これらの知見から、お客様のプロジェクトや製品開発に有益な具体的なインサイトを提供します。

  • 論文執筆・
    特許化支援

    プロジェクトの成果を論文にまとめる全体的なサポートを提供します。リサーチデザインの明確化から結果の分析・解釈、論文の構造作成、図表の作成まで対応します。また、特許化支援として弁理士とのやり取りの補助も行います。

  • プロジェクト完了後
    アフターフォロー

    当社はクライアントとの長期的な関係を重視し、持続的なサポートを提供します。プロジェクト完了後も、解析結果やアルゴリズムの更新、新たな問題への対応に関する疑問や不明点について、迅速にサポートを提供いたします。

  • 機材貸出

    マシンビジョンカメラ、各種センサ、照明機材等の貸し出しも可能です。予算の範囲内で最大限の成果を創り上げていくために, 機材予算を抑えつつデータ数を増やしたいといった際に強力なツールとなります。

  • その他

    上記以外に柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

感情・情緒分析のための
充実した設備
Equipment

解析ワークステーション
AIワークステーション6台 / オフラインストレージ2台 / 分散処理ソフトウェア / ローカルネットストレージサーバ(192TB)2台 / スタンドアロンHDD・SSD
撮影機材
マシンビジョンカメラ / 一眼レフカメラ / 3Dカメラ / 3D顔スキャナー / 照明機材 / 撮影ボックス・顔固定機材
心拍計測システム・温度計測システム・脳波計測
心拍計測システム / 温度計測システム / 脳波計測デバイス

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