笑い×教育×AIによる心理的スキルアップ効果の検証 Case Study
「笑育」事業の効果を具体的に実証:松竹芸能株式会社様との協力による感情推定システムの活用
当社は、お笑い芸人が講師となる学校や企業向けの研修プログラム「笑育」の効果を実証するため、松竹芸能株式会社様と協力しました。「笑育」は、2012年からスタートした非常に人気のあるプログラムで、その効果を具体的に示すエビデンスが必要とされていました。
独自の感情推定システムによる「笑育」の効果検証
当社の感情推定システムを用いて、「笑育」の効果を検証しました。この検証は、研修前後の参加者へのアンケートに加えて、研修中の表情解析によって行われました。
笑育の効果:ストレス軽減、共感度向上、幸福感増加
検証結果、以下のような効果が実証されました。
1. 全体で約58,000個の笑顔が記録され、平均すると11人が笑顔を作っていました。これはストレス減少に効果があることを示しています。
2. 笑育の終盤になると参加者全体の感情の動きに一体感が見られ、共感度が高まっていることが確認されました。
3. 漫才発表ワーク中(終盤)は聴衆の感情が幸福感に満ちており、60%~90%の人々が幸福感を感じていました。
4. 笑育の序盤と比べて終盤には幸福感の量が増加しました。
これらの結果は、当社が提供する感情推定システムを使って客観的に測定されたものであり、「笑育」が参加者のストレス軽減、共感度の向上、幸福感の増加に効果的であることを具体的に示しています。
感情推定を応用した様々な実証実験の支援
当社はこれからも、感情推定を応用した様々な実証実験の支援を行ってまいります。さまざまな場面での応用、新たな可能性を見つけ出すためのご相談を、引き続きお待ちしております。本事例を通じて、「笑育」がもたらすポジティブな影響を客観的に把握し、その有効性を実証できたことは、私たちの技術が社会貢献に繋がる一例と言えます。